無量寺[住所] 〒934-0049 富山県射水市鏡宮443 |
<沿革・歴史>
最初は、弘法大師(773-835)の直弟佐伯某が開基したもので、宗派は真言宗であったろう。某は高岡市より富山市草島に至る、いわゆる草島住来をきりひらいた功労者であり、また七堂伽藍を建てて、無量寺と称し、立山権現の建役をも兼ねていた。
承元元年(1207)、親鸞上人が35才のとき、後鳥羽上皇は既成教団の要求に動かされ、ついに念仏禁止の宣下を下したため越後に流罪と決った。このため親鸞は、師法然上人とも別れて京を後にして北陸道から越後に向った。親不知・子不知の難所を越えた親鸞は船で上越市国府海岸居多ケ浜に上陸し。配所にはいった。たまたま布教の途中に親鸞と船を同じくした道三法師は、親鸞と親しくなり、次第にその思想に感銘し、ついに親鸞に師することになって、現在の真宗に改めた。そして親鸞より草野道三と賜った。従って道三をもって現在の無量寺の開山とすることになる。
親鸞が浄土真宗を開いたのは元仁元年(1224)であるから、道三法師との出会いはそれより17年前のことであり、草野山無量寺は親鸞と深いかかわりのある、古くて由緒のある寺院といえよう。なお、無量寺の現在の御堂は元禄7年(1694)に建立されたもので300年以上が経過しており、現住職は第30代である。
<年間行事>
1月 1~3日 | 修正会(しゅうしょうえ) |
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6月 9、10日 | 永代祠堂法要 |
10月 25、26日 | 報恩講 |
<墓地・納骨壇情報>
納骨堂建立予定
宗派を問わず仏事を賜ります。