勝光寺

[住所] 〒934-0025 富山県射水市八幡町1-17-25
[TEL] 0766-82-3649
[住職名] 濱野 信宏
[宗派] 浄土真宗本願寺派

<沿革・歴史>

今から800年余り昔のこと、承元元年(1207年)親鸞聖人は僧籍を奪われ、名も藤井 善信(ふじい よしざね)と変えられて、越後の国府(今の直江津市内)へ流罪になられました。伝えによると3月16日、都を出立されて、その月の28日に配所へお着きになったと言います。

北陸道を陸路によられたか、海路によられたかは諸説がありますが、聖人に関する伝説が越中にたくさんあることからみて、陸路を通られたのではないかと思います。

勝光寺の開基は辻権守(ごんのかみ)源兵衛安清という武士でありましたが、聖人が越中をお通りになられた折、六渡寺の渡し守をしていました。はからずも船の中で阿弥陀仏のありがたい話を聞き、また聖人の気高い人格に触れ、屋敷に案内して懇(ねんご)ろにもてなしました。聖人から説かれる法義の真髄に触れ、念仏の行者となったと伝えられています。

聖人から勝光寺の法号を授かり、ささやかな草庵を結び、本願念仏の道に専念したと言われています。

昔の勝光寺は、今よりももっと海寄りにあったのを15世紀中頃、専正が今の地に寺を移しました。浜の勝光寺と言われる所以です。現在の本堂は昭和43年に建立されたもので、何度かの火災にあった教訓から、鉄筋建てになりました。毎年7月下旬には御宝物虫干し法要を勤めて、親鸞聖人ゆかりの品々である御宝物を門信徒の皆さんにご覧いただいております。そのことを通して一人でも多くの方に親鸞聖人とのご縁を結んでいただければと思っております。

<年間行事>

7月下旬 御宝物展虫干法要
10月 12、13日 報恩講
1月 12日 御正忌報恩講

<墓地・納骨壇情報>

納骨所、墓地 空きあり